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家づくりノート
お金のこと

贈与税と相続税の違いって?

相続税と贈与税ってどう違うの?

住宅購入をするうえで「税金」についてお考えになったことはありますか?
家を買う際にご両親から資金の援助のお話があった、これは本当にうれしいことですよね。
でも、いきなり「買おう!」と決めるのはちょっと待って!
こういった資金の援助は「相続税や贈与税」に相当するかもしれません。

なので援助のお話があった時のために

・そもそも相続税って何が対象なのか
・相続税や贈与税を節約できることはないか

事前に把握しておくとよいでしょう。

「税金」の押さえるべきポイント、「相続税」と「贈与税」。
ぜひ安心安全な家づくりのお役にたててください。


相続税と贈与税

そもそも、相続税と贈与税とは何か?

・相続税とは被相続人が亡くなり相続が発生した時の遺産を相続する人に課される税金
・贈与税とは贈与者が生きているときに、受贈者に財産を無償であげることを、お互いが了解したうえで成り立つ税金

相続税と贈与税では課税金額がかなり異なってきます。
一般に贈与税は税率が高いと言われますが、相続税を払う必要のある資産家の方にとっては贈与税の方がお得だとも言われています。


暦年課税

このように財産をもらうと相続税や贈与税がかかります。
しかし一年以内にもらった財産の合計額が110万円(基礎控除額)以内であれば贈与税がかかりません。
これを暦年課税と呼びます。
仮に配偶者と子どもが2人いる場合、毎年全員に110万円贈与すると、10年間で3300万円、20年間で6600万円を相続財産から減らすことができます。
相続税は財産額が大きくなると税率が高くなるため、相続財産を減らすことで相続税を大きく削減することができます。
そのため、状況によっては贈与税を負担してでも相続財産を減らしたほうが良い場合もあります。


住宅取得等資金の贈与の非課税

2021年12月31日までの間に、親や祖父母など子や孫へ住宅を新築、取得するための資金の贈与を受けた場合、一定の要件を満たすとき、贈与税が非課税となります(限度額有り)。
非課税額に関しては契約期間や住宅の種類により異なりますが、年々非課税金額が縮小していくため、早いタイミングでの活用が効果的です。


まとめ

相続と贈与のどちらが得かは単純に比較するものではありませんが、様々な制度を活用することで、トータルでかかる税金を抑えることができます。
必要な資金を必要なタイミングで承継できるよう、家族でしっかり考えていきましょう。